| 気まぐれな魔女 |
……痛い。 どこが痛いって、どことも言えない。あえて言うなら……そう、全身が痛かった。 漫画喫茶で朝をむかえ、公園にでも行こうかと道路を渡ろうとした……、その時に、黒い車が……。 ということは、あたし事故に遭ったんだ。 そりゃあ痛いよね……。 喧嘩して家出して、結局どうしていいのか浮かばなくて……。 「……い! おい! 大丈夫か!?」 運転手と思われる人があたしに声をかけていた。 そこでようやく、自分がまだ倒れたままだということに気づいた。 「大丈夫」 そう答えようとして、できなかった。 声も出ないほどの激痛というのはこういうのを言うんじゃないだろうか。言いながら起き上がろうとした時に、身体を支えようとしていた右腕が悲鳴を上げたのだ。 思わず腕を押さえようとして、やはり痛くてそれができなかった。 どこからか救急車の音が近づいてくるのを確認しながら、あたしの意識は闇へと沈んでいった。 * * * * * * 気がつけば、廃ビルの中にいた。 この一週間、泊まる場所に苦労したとはいえ、廃ビルに忍び込んで寝た記憶はなかった。 家には戻れないけれど、大学受験を控えた友人の家に行くわけにもいかず、カラオケや漫画喫茶で夜を明かした。 昨夜も漫画喫茶に居座っていた。 それに……朝店を出た記憶がある。 その後にこのビルに来た? そんな覚えはない。 思い出そうとしても思い出せない。首を傾げて考えていると、足音が近づいてきた。 差し込む朝日で砂埃が舞うようなビルに用事があるものがいるとすれば、それはあまり人に言えるようなものとは思えない。 あたしは近くの柱に身を潜めて様子をうかがった。へたに大きく動いたら足音が響いて気づかれかねない。 高い音を響かせながら、ゆっくりと、けれど確実にあたしの方へ近づいてくる。 「ゆめさん、隠れなくてもいいんだよ。私があなたをここに呼んだのだから」 「え?」 と思わず声をあげてしまった。 呼んだ……? ということは面識がある人なんだろうか? 「まあ、呼んだとは言っても私の方から一方的に呼んだに過ぎない。警戒されても仕方がないね……。 そのままでいいから、話を聞いてくれないかい? 私の方にも契約ってのがあるものでね」 ……契約? 何の? あたしは少し考えてから……、やはり思い当たる節がなく、声の主を見たら思い出せるかもしれないと思い、柱の影から出ていった。 「おや、出てきてくれたんだね」 そう言う女性にも、見覚えはなかった。 黒いロングコートに黒い帽子、黒いブーツに黒髪に、と、見事に黒で覆われているその人は、私の方をみてどこか悲しげな表情を浮かべた。 「まず……そう、次のうちどれから話を聞きたい? 一つ目、ここ数十分の出来事が記憶にない理由。 二つ目、先程私があなたを呼んだ、と言ったが、これは半分正解。半分間違い。その意味について。 三つ目、今のあなたは他の人と違う。どう違うのか」 指で数値を表しつつ、その女はあたしに問いかけた。 三つとも、さっぱり意味がわからない。全てを話してくれれば順番はどうでもいい。 あたしは、そう女に伝えた。 「わかったよ。じゃあ一つ目から説明していこうかね。 あなた、自分がここにいつ来たかどころか、漫画喫茶を出たあたりから記憶がないだろう?」 そのとおりだった。思い出そうとしたけれど、むりだった。 「私と会ったからさ。そして私が魔法を使った」 「魔法……?」 ゲームや漫画の世界でしか存在しないはずの魔法。それをこんな時に聞くことになるとは。 「そう、私は魔女だからね。あなたにある魔法をかけたのさ。そしてこの魔法を目撃した全ての人から、その間の記憶が消えた。 魔法は使うと同時にそれを目撃した人の記憶を、その間の部分だけ消し去っていくということよ」 記憶がないのはわかった。 わかろうとすれば、わかった。魔法なんて信じられたものではないけれど。 「あなたがあたしにかけた魔法っていうのは?」 仮に魔法が本当にあったとして……、だとしたらあたしにかけられた魔法とはなんなのか。 姿を変えられたわけではないし、どこも痛くも痒くもない。 「それは三つ目の答えに関わってくるね。 あなたは今ここに在ってここにない存在だ。そして、ここにあると思うからここにいる」 「……へ?」 言っている意味がわからない。 「そうね……具体的に言うと……。あなたの隠れていた柱。そこに柱があって、触れることができると思うから触れることができる」 それはそうだ。見えているし、柱なんだから触れることはできる。 「では、その柱が触れることのできないもの。と思い込んで体当たりをしてみな」 触れることのできない……なんて考えられるわけがない。 体当たりしたら痛いに決まっているじゃない。 「……躊躇もするのもしかたないか」 「躊躇も何も……柱に向かって体当たりするなんて酔っ払いか変わり者のすることじゃない」 「じゃあ、あなたが見えない存在だとしたらどう思う?」 またしてもわけのわからないことを言う。 私はここにいるのだから、見えるに違いない。第一、話しかけている女だって、あたしの姿が見えるから話しかけられるのだろうし。 「私はあなたに魔法をかけた本人だから見ることができるだけ。外に出てみればわかるでしょう」 心を見透かされたかのような発言に何も言い返すことができず、あたしは外に向かうその魔女を追った。 さっきまでビルの中でも朝日が差し込んでいたのに、今はいつの間にか流れついてきた雲に空が覆われはじめていた。 仕事に行く人学校に行く人。朝だというのに疲れきった表情を浮かべ、師走という季節柄か、普段より一層多くの人がただ黙々と歩いている。 その人たちの中へ、あたしは背を押されて入っていった。 若いサラリーマン風の男と衝突した。 その人はあたしという存在を確認できずにただキョロキョロとして、再びぶつかってくる。 三度目は、あたしから避けてあげた。 「これは……」 「言っただろう? 見えないって」 空を見上げて、独り言のように言った。 つまり……これは話に聞いたことのある幽体離脱というやつなんだろう。 魔女の言葉と話をあわせると、幽霊の状態にあるあたしは、自分が人を触れることができるものと認識しているからぶつかってしまうということ。そして触れることができないと思えば、それができるということ。 「ただ、いわゆる幽体離脱というのとは違って、あなたの身体は確かにそこにある。いうなれば……透明人間といった感じだね」 あたしの幽体離脱論をあっさりと否定し、透明人間だといった。 透明人間ならば……、人や物を通り抜けることができるとは思えないが……。 そう思ってしまったのが悪かったのか、次々と道行く人がぶつかっていく。魔女の言う状態にどうやったらなるのか、感覚がつかめない。 「ひゃ?!」 急に、おなかの中を探られるような、体が重くなったような、不思議な感覚が身体を覆った。 それはほんの一瞬のことで、私の中からOLが飛び出したことで開放された。 いや……正確には、私が真後ろからきたため把握できていなかったOLが、私の体を通り抜けていったということだろう。 一度感覚を把握すると、意外と簡単に同様のことができた。正面から当たってくる人も、その直前で目を瞑ることでうまく通り抜けることができた。 あたしは通り抜ける人々を感じながら、魔女に話しかけた。 「なんで……あたしはこういう状況に……魔法をかけられているの?」 そんな魔法をかけられる覚えはない。もし今自分が生きていない状況にあって、この魔女にそれが見えているだけ、というならわかるけれど、どうも違うように思える。 「それが、二つ目の答えに当たる。 私はある人との契約であなたに魔法をかけた。そしてあなたが望んだから魔法を継続させた」 いまいちよくわからない。 誰かとの契約で私に魔法をかけたのはわかった。だけれど……。 「契約者の名前は私からは言えない。それが契約だからね。 あなたが望んだというのは心の中の声を聞いたから。これはあなたとの契約ではない。 その姿のままいれるのは……あと一時間ってところか。 私の言えるのはここまでさ。あとは自由に一時間過ごすといい」 あと一時間でできること。 魔女の言葉によれば私が望んだからこの一時間があるということだろうけど、何を望んだかは教えてくれそうにもない。 この姿で……なにができる? いたずらとかそういうものではない。そんなことの為にこの魔女が魔法を使うとは思えなかった。 だったら……。 お母さんなんてだいっきらい! そう言って家を飛び出したのは今からちょうど一週間前のことだった。 いわゆる親子喧嘩というやつで、いままでも喧嘩はしなかったわけではない。けれど今回は今までの喧嘩とは違う。絶対に許せない。家になんか帰ってやらない。 そう思っていたのに、あたしは今家の前にいた。気にしていない風を装っていたけれど……気にならないわけではなかった。面と向かって戻りたくはなかったけれど、この姿なら……。 あたしはそうっと……しなくても別に音がたつわけではないが、ゆっくりと玄関に向かった。 なれない扉を突き破る感覚に目を瞑り、数歩進んでから目を開ける。 まず、一階にあるリビングに入った。 十畳ほどの広さのフローリングで、南側半分には絨毯がひかれている。あたしが床に座ってテレビを見たいと言ったから、今は誰とも知らない女と暮らす父が買ってくれたものだ。 絨毯の上のソファや、角にあるテレビ。北側にあるテーブルにカウンタ式のキッチン。どれをとってもあたしが最後に見た時と変わりはなかった。 改めて、まだ一週間しか経っていないのだと実感する。 感覚的にはもっと長い時間が過ぎているようだったから。 喧嘩ばかりしていた母と別れ……すっきりすると思っていたのに。 その喧嘩相手の母は、リビングにはいない。 日曜日の今日は母の仕事は休みのはずなので、二階の部屋にいるか買い物に出掛けているかだろう。 あたしはリビングを後にすると、潔癖症の母らしくほこりひとつ落ちていない階段を上がった。 二階は階段を挟んで左右に部屋があった。左側があたしの部屋。右側が母の部屋。 あたしは迷わず右側の部屋に入っていく。 自分の部屋が気にならないわけではないが、ゆっくりしている時間はなかった。 もともと父と母の二人の部屋だったのを一人の部屋にしているため、あたしの部屋より広く、そしてがらんとしていた。 こんなところにいたら、たとえ隣に部屋があっても、一人ぼっちになってしまう。 一週間一人で過ごしてから改めてこの部屋をみると、そう思えた。 あたしは誰もいないその部屋を出ると、今度は自分の部屋に入った。 他の部屋と違って、この部屋は片付いていない。 あたしは母がこの部屋に入ることを許さなかったし、家を出て行くとき衝動的だったので、最低限の物を持つのに部屋を荒らしていってしまったから。 しかし、この部屋は私が最後に見たときとはほんの少し違っていた。 机の上の物。 見覚えのない水色の大きな封筒が一つと、私の名が書かれた白い小さな封筒が一つ、置いてあった。 「これって……」 間違いない、母の字だ。 小さい方の封筒をあけてみると、なんとなく予想できた手紙が入っていた。白い便箋に書かれた文字は、宛名同様綺麗に整った字だ。 その手紙の、一行目を読んだ瞬間、私は家を飛び出した。 手紙を持ったまま、魔女のもとへと駆け戻った。 ゆめへ せっかく帰ってきてくれたのにごめんなさい。私はしてはならない契約をしてしまったのでもうここにはいることができません。 ゆめが出ていってしまってから、何度も何度も考えました。 私はあなたの未来を考えてるといいながら、夢を摘み取っていたのではないか……と。 ずっと大学に進むものだと思っていたからか、画家の道を行きたいと言われたとき裏切られたような……そんな気持ちになってしまったのかもしれません。 私もあなたぐらいの時はなりたいものがあったのよ。ただ……、結婚が早すぎたのでしょう、叶えられなかった……。 私があなたに「ゆめ」という名前をつけたのは、自らが叶えられなかった自分の夢を、あなたには叶えて欲しかったから。それなのに……。 そろそろ……時間のよう。書きたかったことはたくさんあるけれど、あと一つだけ。 この封筒と一緒においてある封筒、あなたが夢を叶えられますように……。 封筒……置いてきてしまった。 何が入っていたか気になったけれど、それよりも早くあの魔女に会わなくては。 契約相手は間違いなくあの魔女……。「もうここにいることができない」というのは契約の代償だと思う。 だったら魔女にもう一度会ってお願いすれば……。 「母親を助けられるとでも?」 カラスしかいないような寂れた公園を走っていると、廃ビルに着く前に魔女の方からやってきた。 「あんなに嫌がっていた母親、いなくなって良かったでしょう?」 魔女というのにふさわしい嫌な微笑み。 「そんなことない! お母さんとの契約、解約してよ! 元に戻して!!」 いつも何を考えているかわからなかった母。自分のことしか考えていないようにみえた母。 でも、そんな母でもただ家にいてくれることがどんなに暖かいことか、この一週間で身にしみていた。それに、決して「そんな母」ではなかった。 もっと話したい、もっと一緒にいたかった。なのに……。 「あなたの母が命を賭してまでした契約なのに……それを解約するということはどういうことかわかっているかしら?」 命を賭してまで……命を賭す必要があるほどの契約だったということだろうか? そんな細かいことはわからない。私にわかったのは、契約を解約することができるということだけ。 「できるなら、お願い!!」 あたしの叫びに、魔女は沈黙と微笑を返してきた。それは先ほどのような嫌な微笑ではなく、やわらかな微笑み。 その微笑みが意外で、そのまま魔女を見つめてしまった。 見つめている魔女の目を中心に景色が歪んでくる。音が聞こえるとすればぐにゃ、というのが合っていると思った。 歪みだした世界は辺りにあるありとあらゆるものを取り込んでいく。音もその中にかき消していった。歪みはそれでも物足りないというふうに、あたしのからだまでその歪みにとりこんでいった。 歪みの一部となったあたしはそのままただ一人残った魔女を見ていた。 ぐにゃりとした世界の中にただ一人立つ魔女。 あたしの姿などもう歪みにつつまれて確認できないと思うけれど、それでもじっとあたしを見つめている。 ただ、じっと……、目と目が合っている。 もういちど、魔女は小さく笑った。 「本当は契約解除はできない決まりなんだよ。私の気まぐれに感謝するんだね」 * * * * * * 事故に遭った。 命は取り留めたものの、右腕はほとんど使い物にならないだろうと言われた。 これから画家を目指すものとして、利き腕が使えないのは致命傷だった。 どうせお母さんも反対している。 おとなしく適当な大学に入って、適当に卒業して、適当な仕事について……。 「ゆめさん」 ため息混じりに考え事をしていると、声をかけられた。 病院の大部屋。この部屋はあたしを含めて六人の人がいる。みんな優しくしてくれるし、何気ない話を聞かせてもくれる。 今呼んできた声は、この五人のどの人でもなかった。 黒いコートに黒い髪。黒ずくめといっていいような姿の女性だった。 「あなたの命は本当になくなったのか、考えてみるといいさ」 それだけを言って去っていこうとしてしまう。 「待っ……」 急にそんな意味の分からないことだけ言われて去られたんじゃ困る。 あたしはベッドから降りて後を追おうとしたけれど、膝かけがからまってうまくいかない。慌てるほどにうまくいかないもので、ベッドの上で格闘してしまった。 もう追いつかないかと諦め半分で入り口の方を見ると、意外なことにまだそこにその女性はいた。 歩きが遅いというわけではなくて、足を止めていた。 その女の前に、もう一人、誰かいる……。 薄ベージュのスーツに、短くさらさらとした黒髪が似合う……、お母さん? ここに来ることは変わったことではないし、むしろ自然なことといえた。今日の仕事は午後からにしてもらったから、午前中に来るとも言っていた。 不思議に感じたのは黒ずくめの女性と向き合ったまま何かを話しているということ。 「本当に……ありがとうございました」 「私は契約を守らなかった。契約はなかったものとしただけのことさ。例を言われる筋合いはない」 「それでも……」 「……契約者だけには記憶が残る魔法のつくりと決まり……なんとかならないかね。これだから契約はしたくないんだ。……ああ、気に病むことはないよ、私が気が向いて受けた契約なんだし、実際には魔法は使わなかったことになっているんだからね」 契約はまだしも魔法……、どうも現実離れした言葉だった。 もしかしたら会社のことを暗号のように話しているだけかもしれない。 ……うん。自分で言って納得できた。私のことを知っていた女性。私が見覚えがないのだから、お母さんの職場の人なのだろう。 一人納得していると、いつの間にかお母さんがあたしの傍に来ていた。もう一人の女性はもういない。 「お母さんの言うとおり、大学受けるよ。今からじゃあ……受からないかもしれないけど」 みんなが必死で勉強をしている間、あたしは絵に熱中していた。絵の道に進むと決めていたから。 あたしは言いながら、降りかけていたベッドに再び上がった。 「ゆめ……、私さっきの人に、あなたが命を失うかもしれないと言われたのよ」 事故に遭ったのを見れば、そう思ってしまうかもしれない。あの時あたしは微動だにできないほど、痛みに支配されていたから。 「事故に遭うまでは、本当にそうだと思っていた。でもね、違うってことがわかったのよ」 ……? 事故に遭うまでってことは、事故を見て思ったということじゃあない……? どういう意味か問おうと息を吸ったけれど……、あたしはそのまま言葉を発さず息を吐き出した。まだ何か話そうとしているのが、その目を見て読み取れたから。 「命って、夢のことなんだって、そう考えることができた。画家にとっては腕が使えなくなるのは命を失うようなことだと思わない?」 そう言って、お母さんは持っていた水色の大きな封筒をあたしの膝元に置いた。 「画家って……それにこれは……?」 どこかで見覚えのあるような……けれど見たことのない封筒。どこにでもあるような封筒だから、覚えがあるような気がしてるだけだろうけど……何故かそういう見覚えとは違うような気がした。 「本当になりたいのなら、左で描いてみせなさい」 「え……?」 声を上げるあたしに、お母さんは優しく微笑みかけてきた。 「さて、もうそろそろ仕事だから行くわね。また明日」 その微笑を残したまま、そう言って部屋を出て行ってしまった。 あたしが家出するまで反対し続けていた母が、画家への道を許してくれた……? 残された封筒をあけてみると、その中には美術学校のパンフレットが何枚も入っていた。あたしが調べた以上に、聞いたこともない小さな学校のパンフまで集めてあった。 そのパンフレットを片腕で見つつ、あたしはその腕が震えるのを堪えられなかった。 立ち上がり、窓の方へ向かう。 窓からは病院の門が見えるから。 「お母さん!!」 窓を開けて、声をあげる。 門の方へ歩いていた女性が振り返る。 「あたし、ぜったい画家になるから! 左で描いてみせるからね!!」 遠くてよく見えなかったけれど、その女性は微笑んでいたように見えた。 開け放った窓から吹き込む冷たい風が、私にはここちよく感じた。 ○○○○○○○○○○ しき:テーマ夢で書いてみましたー。 ソラ:だから主人公がゆめさんなんだね。 しき:いや、ちゃうから。それはたまたま。 ソラ:う? しき:もともとは叶恵てかいてかなえさんだったんだけど、同じ読みをちょっと違うところで使いたくて変更したのです。 ソラ:そうなんだー。 しき:うん。そうなのだ。 ソラ:ところでその横にあるメモに「気まぐれな魔女(仮題)」てあるけど しき:う”。 ソラ:う”って言った……。 しき:いやー、結局他のタイトル浮かばなくて仮タイトルがそのまま決定してしまいました。 ソラ:……よくあること? しき:そそ、よくあることですっ。 |