レポート15 湯野上温泉旅行記
〜2006年10月29日日曜日〜2006年10月30日月曜日〜


 3年前、10月後半。当サイトのレポートとしては第一弾にあたる会津旅行記。
 その際の基点として使っていた湯野上温泉に、2度目の旅行に行ってきました。
 今回は北千住から湯野上温泉までの、一部乗り降り自由な会津往復列車たびきっぷを事前に購入しての出発です。


 出発日朝。5時に起床し、果物と飲み物、それから酔い止めを飲んで、予定より早めに出発です。
 日曜とはいえ、朝の早い時間、JRの東京方面の列車は旅行カバンを持った人たちがあちこちに。ちょうど各地、紅葉シーズンですからね。
 なんて。ぼんやり観察しているうちに北千住に到着。
 さぁて、乗り換えは〜。

 ふらふら。
 ふらふらふら。

 おっと、東武の文字が見えた。

 ふらふらふら。
 ふらふらふらふら。

 って、なんでこんなに歩くんだ?
 まあいいか。ついたようだぞ。
 ……って、まてや。改札通ってないのにどうして東武の改札内にいるの私たち?!
 通ってはいけない場所を通ってしまったようです。
 とはいっても同じ道を戻るつもりはない。
 時間もあるので、とりあえず東武の改札に申し出て、切符に印を押してもらいました。ペタコン。
 JRは……帰りに。……多分ひっかかるんだろうなぁ……なんて思いながら心の中で謝罪。

 駅でおにぎりとサンドイッチを購入し、到着した予定通りの電車に乗車。
 あとはしばらくゆらり揺られてぼーっと過ごすだけです。
 北千住7:21発、会津田島10:40着の電車。
 なかなか時間がかかりますが、車窓からの風景もまた楽しかったりして。
 会津田島では2分の乗り換えタイム。
 かやぶき屋根の湯野上温泉駅に到着したのは11時過ぎになりました。
 囲炉裏のある雰囲気の良い駅はかわらずのまま。
 本日はここから、タクシーで10分程度と記載されている大内宿に向かいます。
 駅前にタクシー会社があるので声をかければOKさ〜っと。

「今日は混んでますからねー。ちょっと地元の人が通る道使いますね。
 遠回りになりますが、地図に載っていない道なのでこちらの方が早いんですよ」

 そんな言葉を聞きながら、いざ出発。
 目的地までの道のりを知らないので、遠回りコースと言われてもピンと来ない。
 グォーンと右へ左へくねくねした道をとばす。後部座席で転がる私。
「大丈夫ですかぁ〜?」
「あ、大丈夫で〜す」
 しっかりとドアにしがみつくことにしました。
 ――と、間もなく。

  ガタンッ。
 道がくぼんでたらしい。
  グァボン。
 くぼんだ部分に水がたまってたらしい。

 そして――。
「林道に入るので揺れますよー。気をつけてくださいね」
 ガタガタガタガタ……。
 砂利道土道細い道ぐーねぐね。
 あ、なんか楽しい♪
 なんだか楽しんでいるうちに、一般道に合流しました。
 そこから見えるは湯野上温泉駅から大内宿へと向かう一般道。
 うごぁっ。なんだあの長蛇の車列……。
 ぜんぜん動いてませんことよ……。
 と、どのあたりだったか詳細は覚えていないのですが、途中、昔使われていた街道の入り口と出口を見せてもらいました。
 ウーン、山道……。昔の人は大変やなぁ。
 また、走りはじめて序盤のほうでしたが、樹齢800年?のケヤキの樹も見ました。で、……でかい……。すごい迫力でした。

 タクシーは私たちの走っていた道と混みあった道が合流する三叉路で止まりました。
「帰りは、混んでいるようでしたらこの三叉路にまで来てくださいね」
 タクシーを降りてから少し歩くと、この列が駐車場待ちの列と知る。
 臨時駐車場もあったし、そこそこ大きく場所とってはあったんですが……、おさまりきらないみたいです。

 さて、もう少し歩くと車乗り入れ禁止の、国重要伝統的建造物群保存地区に突入。
 大内宿に到着です。
 入って間もなくは、なんだ、かやぶき屋根の集落と聞いてたけどそうじゃないなぁ……なんて、思っていたのですが。
 少し進んで道が真っ直ぐになると、民宿や食事処、お土産屋と、かやぶきの昔ながらの建物が立ち並んでいました。 大内宿
 人も多かったけど……。
 おばちゃんたちが多かった……。若者少なかったわ……。
 ちなみに改めて書くと、大内宿は、江戸時代に会津若松と今市市を結ぶ会津西街道の宿場町として栄えていた場所で、明治初期に近くに国道が開通するまで繁栄していた場所だそうです。
 国道ができて使われなくなったのは宿場だけでなく、私たちが通った林道も同じだそうですよ。

 お昼はここで十割の高遠蕎麦をいただきました。
 なんだか長ねぎで蕎麦を食べるのが有名らしかったですが、さっぱり知らなかったよ! 相変わらずリサーチが少ない人たちです。
 私は普通にもりそば風。十割ははじめて食べましたが、美味しかった〜♪
 食後。大内宿の奥の方に、綺麗な黄色があったので向かってみると、2本のイチョウの樹が見事に黄色に染まっていました。
 おお、綺麗だなぁなんて思いつつ、心は隣にある細い石段へ。
 の、のぼりたい……。
『石段が古くなっていますのでご注意ください』だったか。注意書きを横目にいざ出陣っ!
 と――、うわぷっ。
 ひたべったい10mmほどの虫がぐるぐる飛びまわって体当たりしかけてきます。
 あうあう、手に当たってこないでー。

 ……なんとか昇りきると、なんだか小さな社のような建物がありました。その横を通り過ぎ、大内宿を振りかえると、なかなか良い眺めスポットに。
 写真撮影している方も多かったです。ぐるりと大回りして別の場所から降るも、虫の大群は一層増しただけでした。
 ぬあっ! 顔に体当たりやめてー!

 すこしふらふらしてからは、十念みそをつけた団子を食べてみる。
 お味噌なのでちょっとしょっぱめだけど、なかなか美味しい。
 そそ、十念みそ十念みそ言われてこの辺の名物なんだろう……程度にしか思ってなかったのですが、ちょこっとだけ調べてみました。
 十念て普通に調べると南無阿弥陀仏……て出てきちゃうんですね。これは違うか……と思い再度しらべると、植物の名前だということがわかりました。エゴマと呼ばれるシソ科の植物で、十念という呼び方は土地柄的な呼び方みたいです。
 なるほどーと思ったのは後日談で、旅行中のこの後は、セルフサービスのお茶をすすりながら漬け物の味見もしました。
 た、食べすぎ?!
 ……旅行の時ぐらいお許しを……!

 ゆったりのんびりくつろいだ後は、まだまだ渋滞している道路に戻り、タクシーの運ちゃんの言う三叉路にむかい、湯野上温泉に向かいました。
 帰りは観光客も通ってる道路を逆走なのですーいすい。
 15時も過ぎていたけれど、まだまだ混んでいました。1時間とかそれ以上待たされるそうです。
 渋滞用トイレが途中2ヵ所ありましたわ。
 というわけで。
 車で行く人は、土日なら湯野上温泉の共用とか泊まる宿とかの駐車場にとめて、タクシーで行くのが正解かもしれんですね。
 諦めて帰っちゃう人がいるぐらいなので……!


 さて、お宿に到着。
 早くについたので、この温泉地区にある『湯めぐり物語』という入湯手形で宿以外の温泉に行ってみることに。
 通常一ヵ所に付き500円かかる入浴なんですが、3回分1000円でちょっとお得なんです。
 私たちは2回分を使って入浴〜。ここは露天が混浴じゃないのでゆったり露天露天、いいお湯でした。
 1回分余ってしまったけれど、値段的には定額で入ったと思えば問題なし。
 一緒についてきたこけしも可愛いので良しですよ!

 時間を見計らって宿にもどり、お茶を一杯。ぷはー。
 食後に片づけようとお部屋はちらかしっぱで、ぼーっとしてたら思わずウトウト。
 内線電話の音で跳び起きて、大広間のお食事処へレッツゴーです。
 というわけで、恒例恒例お食事メニューの公開です。

  ご飯 お食事
  きのこたっぷり芋汁
  川魚の塩焼き
  茶碗蒸し
  ふきの煮物
  水菜と油揚げの和え物
  煮物(山菜・貝・高野豆腐)
  刺身(マグロ・ホタテ・タコ)
  天ぷら(春菊・舞茸・海老・茄子)
  野菜と海老・ホタテの焼き物
  しんごろう(会津の名物?)
  たくあん・キュウリのたまり漬
  抹茶風味のわらび餅

 く……苦しい。
 お約束ですね……もう気持ちずつ少ないと助かるんだけど……。

 さて、お部屋に戻るとお布団が敷かれていました。
 ウワー、部屋散らかしっぱで行ったのに! 民宿だから敷いてくれないと思ってたのにぃっ!
 と、アワワワになりつつも布団にばふっ。
 あぁ、心地よい………………z……zz……。
 ぬあっ! 眠ってしまう!
 ……て、結局少し眠りました(笑)
 それからお風呂にレッツゴーです。
 ここのお風呂は室内風呂の他に、露天風呂が一つあります。1時間交代で男性と女性が入れるようになっているのです。
 女性は奇数時間。
 ということで、9時過ぎに入浴です。
 露天風呂へは内風呂とは違う扉を抜けて行きます。外にある脱衣所でぱぱっと脱いでザブーンて感じ。
 こういうタイプの露天ははじめてでしたが、こういうのが露天! なんだろうなぁーと思ってみたり。
 照明が明るかったのと曇りがちだったので星空が見えなかったのが残念でしたが、ひんやりした空気にあったか温泉。ウーン、しみいるねぇ……。
 と、いったところで。お部屋に戻って就寝〜zzz。


 翌朝。
 内風呂でかるーく朝風呂をした後、朝食。ちょっと多かったけど完食!
 9時ごろに宿を出て、ふらりふらりと温泉街を散策です。
 そう……前回はあまり散策しなかったんです。
 まず向かったのは前回工事中だったつり橋。
 ほてほてと歩いていくと、その橋の手前の民宿からおっちゃん登場。
「そっちって、何かあるんですか?」
 どうやら民宿に泊まっていた人らしいです。
「橋があるだけですよ〜。景色とか、お散歩コースですかね〜」
 まさにお散歩中の私たちなわけです。
 つり橋といっても車の通れるものなのでがっちりとしたつくり。グラグラスリル感を味わうタイプの橋ではなかったです。
 樹だー川だーと、しばし景色を堪能してからUターン。
 うろうろうろついて、泊まった宿のそばまで戻り、足湯スポットに到着。
 夜はお湯を抜いているからか、まだ半分ぐらいであつーいお湯だったため、私は手だけを浸からせてみる…………あぢー!!
 同行者は根性だして足つけてましたよ……!!

 ゆったり温まったところで駅そばにあった十念まつりの会場へ。
 まつり会場と言っても、駐車場の片隅で特産品や果物・茸が売っている場所です。
 そこの抽選券&コーヒー100円券を宿でいただいていたので、ポケットティッシュとコーヒーをいただきました。(抽選はハズレたらしい)
 時期的にはあっていたし、今年たまたま開催したのか、前回いった時はまだ開催していなかったのかのどちらかかしら?

 ささ、一服したところで駅へと向かい、電車の時間を確認。
 待合室で囲炉裏にあたりながらお茶飲んだりお土産みたりできるので、早過ぎても暇しない駅なので好きです。 湯めぐり物語


 電車に乗り、1駅目。塔のへつりに到着。
 ここも2度目の来訪ですが、今回の目的はこけしです。
 昨日購入した湯めぐり物語のこけしは、ここにて無料で絵付けができちゃうのです。
 さぁ、さっそくチャレンジだ!!
 店先にテーブル置いて、ウンウンうなりながらの作業。
 …………。
 ………………。
 観光客の視線が気になるー!!!
 うおー、手元が言うこときかーん。
 というわけで、なんか変なのが出来上がりました。にゅう。

 せっかくここまで来たので、と。ぐらぐら揺れる橋を渡ってへつりまで行きました。
 はて……、前はもう少し先まで進めたような……?
 首を傾げるも、もうずっと前から先には行けなかったようなつくり。
 ウーン??? 記憶違いか? 写真を比べてみよう。

塔のへつり

 同じとこの写真がないし……!
 しかし右の写真は左の写真の右側に位置する写真なので……、やっぱりだいぶ先にまで行けたみたいです。
 時の流れを感じてみたり。

 さて、行けないものはしかたないのでとUターンしようとすると、かわりに上へと上る道を発見しました。さっそくそちらへGO。
 うはー。なかなか。高い。良い眺めですよ……! 観光客が良く見えて。
 一番高いとこから降りようとしたとき、登ってこようとしていたカップルが、「もう怖い怖い、ここまででいいよー」って……。どうやら高いの苦手な人は気を付けた方が良いみたいです。


 さぁ、観光は終了だ。
 帰りの電車の乗り継ぎはどんな感じになっているかな。
 ふらりふらりと駅に着いて見てみると、ふむふむ、電車自体はそんなに待たなくていいようだけど……。
 う。
 浅草方面に乗り換えられる電車がない。
 どうやら一本逃して鬼怒川温泉までいく電車に乗り、そこからスペーシア(特急)に乗るのが良さそうでした。
 うぅ、乗り継ぎのチェックまでしておけば良かった……くぅ。
 というわけで空いてしまった40分。
 近くの林で落ち葉を楽しんですごすことにしました。

 その間に到着したトロッコ列車。
 あの、前回笑わしてくれた列車……。
 シーズンが影響してか、ツアーの人がたくさんで、一般客もいて。ぎゅうぎゅうになっていました。月曜なのに……。
 トロッコ列車の楽しみ半減……どころじゃないね。
 普通列車の方が優雅に座れます。ホント。

 やがて来た電車に乗り、鬼怒川温泉駅に到着。
 反対ホームに止まっていた特急は既に満席であり、その次の特急の予約を取るも……、禁煙席が1席 喫煙席が3席程度? しか空いていませんでした。
 全席指定なので、取れないと乗れないわけで。
 シーズン時は前もって買った方がいいかもしれないですね……。
 近くの店でコーヒー飲んでから駅に戻ってきたら、案の定全席売り切れていました。
 と。いうわけで。
 ここからは乗りっぱなしで北千住まで一気にGo! でした。
 そして北千住で……。
 JRの改札でごめんしゃいして昨日の分の料金を払い、改めて改札を抜け、地元駅へと無事帰還しました。


・・・今回利用したお食事・温泉・・・
 民宿 山形屋
 星乃井(温泉)
 玉屋
 名称忘れ…(塔のへつり昼食)


町長の家top